0493-77-3250アキレス腱が痛い！といっても、どんな力が加わって痛んだのか？運動習慣や日常生活動作によっても対応が変わってきます。
ですが今回は、ひとまずイメージが浮かびやすいであろう足のアーチ構造への対応を紹介していきましょう。
足のアーチは土踏まず側の内側縦アーチ、小趾側の外側縦アーチ、足の甲(足幅)の横アーチの3つのアーチ構造からなり、これらがたわんだり張り詰めたりして、体重や衝撃を受け止められる剛性を確保しています。
〇痛みのある足を観察してみましょう
アキレス腱を痛めてしまった、サッカーに励む中学生に内側縦アーチの様子を撮らせてもらいました。
こちらは痛みが出ていない左足です。
こちらが痛めている右足。
何か違いは見つかるでしょうか？
わずかですが、こんなところを気にすると症状の変化につながるかな？という点があります。
まずは三角形の高さに注目してみると、下の画像、患側右足の三角形の方が高さが低く、平べったくなっています。
続いて母趾に注目してみると、患側右足の方が圧力を強く受け止めています。
3つのアーチ構造で受け止めるのが理想ですが、内側のアーチが潰れる事によって母趾側に荷重を偏らせないと片足立位を保つ事ができなくなっています。
このアーチの高さや荷重の乱れを整えられると、よい変化が起こりそうかな？というのが一つのヒントになります。
〇あくまでひとつのヒントです
これだけをみて、アーチを治せばアキレス腱の痛みが良くなるんだ！と判断するのは早計で、静止している状態と歩く、跳ぶといった状態の変化も見ていませんし、立位での足の状態だけをみようとしても、まず既往歴はないか？皮膚の硬くなっているところやマメはどこにできるのか？爪の形は変形していないか？足趾の可動域、自動運動でどこまで動かせるか？左右の差は？シューズのサイズや紐の締め方は適切か？などなど、追いかけて確認したいことは沢山あります。
足部とスネ、大腿部とのねじれはどうなっているか？臀部の筋力差は？胸郭と骨盤帯の動きはリンクしているかな？など他の部位までみようと考え出すとキリがなく、１度で判断を決め込むのは難しく、危ういことだと考えています。
繰り返し評価をして、機能的な動作が左右差なく行えるか？不安や痛み無く、本人の活動に差し障りないか？
そんなことを気にかけながら施術を進めていきます。
〇どんな対処ができるのか
いろいろ気にしないといけないのね。ということが伝わったとして、では機能改善のために当院では何を行っているんですか？という部分紹介していきましょう。
シンスプリントやアキレス腱痛、膝や足首の慢性痛にも関わってくる部分ですので、参考にしてみてください。
体重を支えるために活躍してくれるのは、骨や靭帯だけでなく、もちろん筋肉の働きが大きいです。
筋肉は、関節をまたいで骨に付着し、両端が近づくことで曲げたり捻ったりという関節運動を起こしています。
その筋肉の出発地点と到着地点、どちらも足首からつま先の中に収まっているものを内在筋、
ふくらはぎの方から出発し、足首を越えて到着するのが外在筋と言います。
内在筋が適切に機能できないために足部アーチの乱れや周囲の痛み、足趾の可動域低下などにつながることが多いので、
当院では内在筋の賦活をねらったエクササイズを取り入れています。
どれも家庭でできるものなので、取り入れてみてください。
こちらは、フロッグハンドという器具を利用した足趾の活性化
こちらは、左足のトレーニングなのですが、右足を『米』方向へそれぞれスライドさせながら、重心を保持する練習です。
こちらは、クッションの上で踵の上下。これも足趾のトレーニングですが、狙いによって方法を変えています。
どれも簡単に行える動作ですが、施術をして体の動きを整えてから正確に行ったほうが効果的なのはいうまでもありません。
全身バランス整体では、どこに意識を向けて動かすか？どうなってしまったら誤ったやり方なのか？といった点もお伝えしています。
痛みのある生活から早く抜け出したい方、もっと上手に体と向き合いたい方、連絡お待ちしております。
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